2021.7.29
さていよいよ最終日。
今年2月に
85番から始めた歩き遍路なので
85番まで歩いてちょうど一周。
なもんであと3ヶ寺。
5:51 出発。
通りかかった岩田神社。
拝。
孔雀藤が有名なお社。
83番を目指して南下する。
超生活圏内の11号線。
この時期に咲く藤って
珍しいように思うんだが
そういう種類なん?
そうこうしてる内に到着。
8:03
82番一宮寺
頭を入れると地獄の釜の音が
聞こえるお薬師さん。
ちなみに悪人がやると
頭が抜けなくなるそう。
参拝を終えて歩いていると
Twitter繋がりの方が
遍路道で待ってて下さって
数キロ程一緒に歩いて
うどんとビールを
ご馳走して下さいました。
聞けばご自身も何度も
歩き遍路で結願されていて
その後はお遍路さんにお接待するのを
楽しみにされている仏様のような方でした。
ご馳走さまでした。
うどん屋さんで。
食べた後は国道まで歩いてお別れ。
ありがとうございました。
顔出しNGの方なので画像は割愛。
それから国道を東へ歩いていると
友人の武神が登場。
仕事の合間に駆けつけてくれて
お接待頂きました。
ありがとうね。
札所はこの山の頂上に。
酷暑も手伝ってとにかく過酷。
運動がてらすでに何度も
登った経験のある山だが
こんなに手前からのアタックは初めて。
登山口までの車道の傾斜が
とにかくキツい。
ちなみに83番から84番は13.7k。
12:12 登山開始。
登山道は足元も良くて傾斜も緩い。
夏以外なら楽勝だがこの暑さでは
この傾斜でもかなり厳しい。
12:52 山門に到着。
もームリ。
84番 屋島寺
境内もカンカン照り。
屋島はタヌキのお山なのだ。
お参りを終えて
この赤い山門から境内を出る。
前方の山が最後の札所のある五剣山。
急な角度だと前評判の遍路道。
粘土質の土で雨天だと
かなり危険とのこと。
途中
ヒグラシなんぞ捕まえてみる。
屋島山頂から一直線に下山して壇ノ浦へ。
ここまでくると目的地と同じ町内。
教育と文化の町、牟礼町。
長かった歩き遍路も残り僅か。
ひたすら登り坂。
ケーブル乗り場左の鳥居が
歩き遍路道の入口。
未舗装の道と舗装路の
どちらもチョイス可能。
未舗装路をチョイス。
遍路道の最後は
平成22年に新設された
お迎え大師の展望台にたどり着く。
さあ、いよいよ最後の参拝。
15:19
85番 八栗寺
本堂の聖観自在菩薩も
さることながら
なんと言ってもここは
聖天堂のお聖天さまと
境内最奥の
中将坊大権現様。
各所それぞれで結願のお礼と
お勤めをさせて頂く。
16:01
参拝終了のタイミングに合わせて
家族が迎えに来てくれる。
これで長かった歩き遍路が遂に結願。
8月中に家族で高野山に向かおうと思う。
苦しかったことや辛かったことは
数知れずあったが心底行って良かった。
長期間の間に色んなことが沢山ありすぎて
短くまとめるのに適した表現が見当たらない。
人それぞれ感じることや思うことが
千差万別だと思うし
同じ人でも今回と次回では
全然違う筈なのだ。
故に巡礼遍路を生涯の
ライフワークにする人が多く
感想を聞かれると全員が揃いも揃って
感謝と答えるのであろう。
実際今回、
何度もご神仏やお大師さんの
お働きによるものだと感じる出来事が
数多く起こった。
そのお陰様は歩き遍路をしているから
特別に与えられたものでは無くて
実は普段から日常的に知らず知らずのうちに
誰もが受け取っているものなのだ。
それに気付くか
気付かないか。
故にお遍路とは特別な何かを授かって
レベルアップするものではなく
既に与えられている有り難さに気付く
きっかけを与えてくれるものだと思う。
とはいえ、
これも現時点44歳時の感想なので
また次回の感想とは違うのだろうけど
信仰というものを通じてその変化を
楽しんでいければと思う。
最後に月並みですが
留守を預かってくれた家族や
道中で直接お世話になった方々を始め
WEBから見守って頂いた全ての方々に
感謝致します。
南無大師遍照金剛
南無大師遍照金剛
南無大師遍照金剛
拝